カルプルニア
――短歌五首――



「朝焼けがもうこんなにも近くなり、
まもなく背中に羽根が生えます」


ラウェルナリス門は古代のローマ市に入る門のひとつ。
近くに利益の女神ラウェルナの神域があった。


陽光に照らされて立つラウェルナリス門こそ夏のうたた寝の夢


ユリウス・カエサルの三人目にして最後の妻カルプルニア
執政官(紀元前
58年)L・カルプルニウス・ピソの娘。


その朝のカルプルニアの憂慮には比すべくもなき面接恐怖


「とっくにね、慣れたんですよ。
やわらかな片恋めいた夕ひかりには」



恩寵の尽きざるごとくこの曲を踊り続けよ静かなる夜



この作品は第四回うおのめ文学賞にエントリーしたものです。
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